8月に入り、昼間の暑さがかなり堪える毎日が続いています。
今週末にはオリンピックの開幕と甲子園での高校野球開幕を控え、まさに夏のピークという感じですね。

それはさておき、アマゾンが月額980円の定額制サービス「Kindle Unlimited」を日本でスタートしました。
新刊やベストセラー本は含まれないものが多いようですが、12万冊以上の国内の書籍やコミック、240誌以上の雑誌のほか、120万冊以上の洋書が読み放題になるというのは、かなりインパクトのあるサービスです。
読み放題とはいっても、1度に利用できる上限は10冊までなので、11冊目をダウンロードするためには、既に持っている10冊のうち1冊を解除しなくてはいけません。

とはいえ、1ヵ月に10冊以上の本を読む方は、かなり限定されるのではないでしょうか?

総務省が公表している2015年平均の家計消費支出では、1ヵ月の書籍代は3,662円で、消費支出全体の約1.3%となっています(二人以上世帯平均)。
1冊500円~600円の文庫本か、1,500円以上のハードカバー本かによっても随分違ってきますが、1冊の平均価格を1,000円として月に3~4冊。

ただ、こうした平均の数値にありがちなように、みんなが万遍なく3,662円分の本を読んでいるわけではなく、実際には「ほとんど本を読まない人」と「月に5冊以上読む人」などに二分化されているはず。
少なくとも月に5冊以上本を読む人であれば、月額980円というのはかなり魅力的だと思います。

デメリットとしては、読みたい本が全て読み放題プランに含まれているわけはないので、総てを代替できるわけではない点でしょう。また、ブックオフなどに行けば中古の新書本が100円(+税)で販売されてますから、そこで探せる範囲の書籍であれば、紙の本でも1ヵ月1,000円で10冊手に入れることは不可能ではありません。

一方、アマゾンを筆頭とする電子書籍では、移動時間中などに気軽に本の検索ができる点が大きなメリットとなります。自分が気になっている分野のキーワードで検索をすれば、思いがけない掘り出し物の本が見つかるかもしれません。
さらに、レビューが付いていれば、実際に読んだ人の感想がその場で確認できるというメリットもあります。

何事も、メリットとデメリットを天秤にかけることは大切です。
今回の定額サービスも、金額に対するお得度は、本との付き合い方によって違ってきそうです。
まずは、ご自身が読みたいジャンルの本が、どの程度読み放題プランの対象になっているかを見て「お得度」を判断したいものです。

そうそう、家計調査といえば、先日発表された2016年6月の速報値では、二人以上世帯の消費支出は261,452円で、物価変動の影響を除いた実質では前年同月比2.2%の減少となり、4か月連続のマイナスとなっています。2015年の平均値は287,373円なので、金額にして25,921円、率にして9%の減少です。

それに輪をかけるように、も株価と為替も冴えない動きが続いています。
日経平均株価は8月2日に244円安、8月3日は308円安となり、二日間で550円以上の下落。為替も一時100円台の水準にまで円高が進むなど、なんとなく停滞した空気を感じます。

3日に発足した第三次安倍内閣では、デフレ脱却と財政再建の両立をにらみ「アベノミクスの再加速」を実現できるかが課題となっていますが、こうした家計や経済の厳しい状況にプラスの動きが出るかどうかに注目したいです。

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