情報過多と頭の中のモヤモヤ

最初に宣言しておきますが、今回の記事には結論がありません。
情報過多の時代に、頭の中がモヤモヤとしている原因と、対処の仕方を考えていた中で気付いたことを共有しようという意図なので、その点はご承知おきください。

■多すぎる商品情報と口コミ情報

洗濯機や炊飯器のような毎日使っている家電製品が突然壊れたとします。
1~2日は我慢できても、やはり不便なのですぐに買うことにした場合、まずはインターネットで検索するケースが多いでしょう。

すると驚くほど多くの商品情報がヒットします。好きなメーカーや、求めている機能が明確であれば、絞り込むのもさほど難しくないかもしれませんが、「この機会に、色々見てみよう」と思って探し出すと、たちまち情報の海におぼれてしまいます。
ネット通販では、詳細なレビューを見ることもでき、これを決め手に商品を絞ることもできますが、同じ商品に対して「5」の評価もあれば「1」の評価もあったりするので、迷いが深まることも多々あるでしょう。
野村総合研究所のある調査において、商品情報が多すぎて困るという人が7割にも上るのも納得です。

ちなみに、これは「無ければ困る家電製品」の話ですから、迷いながらも何とか1つの商品に絞り込んで購入することになるでしょう。そして購入した時点で「頭の中のモヤモヤした状態」は解消されます。

一方で、探している物が「たちまち必要ではない商品」だとしたらどうなるでしょう?
「よくわからないから、今度またゆっくり見よう」といって先送りしてしまう可能性が高く、この繰り返しが、頭の中のモヤモヤの原因の1つのように思うわけです。

■情報過多で動けない人々

このように、「情報が多すぎて選びきれず、結果として先送りしているケース」は、お金周りの話にもよく出てきます。

例えば、投資や保険の見直し、携帯の見直しなどは典型的です。
投資を始めようかな?保険を見直そうかな?携帯プランを変更した方がいいかな?と思い、ネットや雑誌などで情報を集める最初の一歩を踏み出したとします。
しかし、前述のように情報が多すぎてどれがいいのかよくわかりません。そこで、その分野に詳しい友人や知人、場合によっては専門家の話を聞くという段階に入ります。

この時点で、相談した相手の言うことを100%信じる、と決めてしまっていれば迷いは無くなりますが、なかなかそうはいかないのも現実。第2段階で増えた新たな情報により、益々よくわからなくなってきますし、仮に何か商品を決めたとしても、購入する手続きが面倒くさくて止まってしまうこともあります。

で、結局は「まあ今のところ困っているわけでもないからこのままでいいか」とばかりに現状維持を選択するという感じです。

■動くための3つのスタンス

現状維持といえば聞こえはいいですが、先送りした問題は、「解決していない課題」としていつまでも頭の片隅に残っています。

この状況を打破するには、大きく3つのスタンスがあるのではないでしょうか。

1つ目は、自分で納得できるものを選べるようになるまで、その分野についてとことん勉強するという考え方。これは時間がかかるかもしれませんし、すべての人にオススメというわけではありませんが、納得度は一番高くなりますし、行動にもつながりやすいでしょう。

2つ目は、外せないポイントを明確にしたうえで、信頼できる専門家に任せてしまうこと。
信頼できる人(あるいは、信頼すると決めた人)であれば、それが販売側の専門家でも全然構いません。こちらの希望を叶えてくれる姿勢がある方なのかはしっかり見極める必要がありますが、自分が信頼すると決めたのであれば、任せてしまえばいいわけです。

契約手続きをやってくれるなど、行動するに当たっての段取りをつけてくれる人であれば、実行される可能性は極めて高くなります。

そして3つ目は、深く考えずに即行動してしまうことです。
「目的を満たせて、予算の範囲であれば何でもいい」という割り切りがポイントです。

今の日本において、消費者にとって劣悪な商品が横行している可能性は極めて低いので、ネット検索などで最初のページに表示されたものの中で決めるとか、ランキング1位~3位からの三択で決めてしまってもいいですし、お店で最初に目についた商品に決めるとかでも構いません。細かいことは一切気にせず好きなものを買えばいいのです。

ただし、こう言われてもなかなか実行するのは難しいようです。
「割り切るという決断」がすっきりできていればいいのですが、多くのケースでは「いや、待てよ・・・」という堂々巡りが始まり、モヤモヤ状態が続くことになります。

結局のところ、自分の行動は自分で決めなければいけないという、当たり前の話に行きつくわけですが、自分はどのタイプに近いのかを意識しておくと、決断できない原因が判明しやすく、次の行動に繋がるヒントが見えてくるかもしれません。

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