自分が納得できる自己責任

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■不安を煽る情報の数々

さて、先日あるご高齢の方から、「健康不安を煽られるのは嫌だけど、実際に健康が大事なのは間違いないから厄介だ」という趣旨のお話を伺いました。

「テレビや雑誌でも、『○○をすると身体に悪い』とか、『何歳になったら○○をした方がいい』という情報があると、やっぱり気になってしまう。一方で『○○は身体に悪い』とから、『○○はやめた方がいい』と逆の話が出たりして、いったい何をしたらいいのかがわからない。だから結局は自分が良いと思うことをするしかない」とのこと。

話を伺いながら、投資や保険などの金融商品でも同じことがあるな、と思っていました。

■騙されていないのに、騙されたと感じる人がいる話

世の中には「不安商法」なる言葉があります。
文字通り「消費者への不安を煽ることにより、高額な商品を購入させる悪徳商法(ウィキペディアより)」のこと。

代表例として、耐震性の不安を煽る住宅リフォームが紹介されてます。

こうした住宅リフォームについては、明らかに必要のない工事をしていたり、必要なことをまったくやっていなかったりするので、しかるべき知識を持っている人が見れば「騙された」ことが一目瞭然でしょう。

一方で、金融商品による投資話はなかなか厄介です。

「将来のお金の面での不安を煽ることにより、より多くの投資商品を購入してもらう」というのは、ある人から見ると、先ほどの健康不安と同じで不愉快に感じるかもしれませんが、だからと言って、まったく投資商品を利用しないというのも、今の時代においては難しい話です。

さらに、未公開株をネタにした詐欺のように、明らかに犯罪行為であるケースを除けば、進められた話が自分にとって良かったのかどうか、最後までわからないケースが少なくありません。

例えば、ある株式への投資が推奨されたとします。
そして、その株を購入したAさんとBさんがいました。

2人が買った直後、その株式は大きく下落したので、Bさんは堪らずその株を売却。損失が確定したとします。
一方のAさんは、下落後もずっと持ち続けていたら、5年後にその株が大きく上昇し、結果的に投資した資金が2倍になりました。

単純な話として、Bさんは「推奨していた人に騙された!」ぐらいに思っているでしょうし、Aさんは「いい株を教えてくれてありがとう」と思っているでしょう。

ちなみに、一時は資金が2倍になったAさんも、もっと上がると思って保有していたら1年後の暴落で最後は損をしてしまう、というシナリオだってあり得ます。

■結局は自己責任?

こうした、値動きのある商品は、その商品自体には何も問題なく、販売している人が誠実に仕事をされていたとしても、結果によって「騙された」と怒る人と「ありがとう」と感謝する人がでてきます。

もちろん「買う」という行動を選んだのは自分ですから、この結果は間違いなく自己責任の話です。
どこにも「騙された」という事実は存在しません。

ただ、最初に「買う」と判断した決め手が「他人のひと言」である限り、「最後は自己責任で」という姿勢に対し、理屈でわかっていても納得しがたい人は多いのではないでしょうか。

この状況を打破する考えは、1月24日に書いたブログと同じ話で、大きく3つの考え方があります。

ここでは結論だけを書きますと、

1つ目は、「自分で納得できるものを選べるようになるまで、その分野についてとことん勉強する」こと。

2つ目は、「外せないポイントを明確にしたうえで、信頼できる専門家に任せてしまう」こと。

3つ目は「割り切ってシンプルに考える」こと。細かいことは一切気にせず自分が信じるものを好きなように買えばいいという考えです。

自分が納得できる「自己責任」が全うできるようになりたいものです。

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