変化への対応

九州地方を中心に、豪雨による大きな被害が出ています。
報道によると、いくつかの条件が重なってできる積乱雲の帯(=線状降水帯)が原因とのことですが、今年の梅雨はこうした局地的な豪雨が特に目立つように感じます。

大雨の発生数の増加は、日本だけでなく東アジアの広い範囲で共通しているそうです。地球温暖化との関係はいろいろなところで指摘されていますが、こうした環境変化は今後も続くのでしょう。

変化とストレス

環境変化といえば、私たちの生活もあらゆる面で変化しています。
仕事との関わり方や家族の在り方を中心としたライフスタイルの変化もありますし、少子高齢化の進行といった人口構成の変化もあります。そもそも世の中の経済環境そのものが大きく変わってきています。

「変化(=change)」は「チャンス(=chance)」とはよく言ったものですが、心理学の本などを読みますと、「変化」というのは、それが良いものであれ悪いものであれストレスを引き起こすのだそうです。

家計の見直しができない理由

これは家計の見直しでもよくあることです。

例えば保険の見直しや住宅ローンの見直し、最近では、携帯やスマホ代といった通信費の見直しなどは、実行すると家計改善に役立つケースが多いのですが、わかってはいるけどなかなか踏み切れない人は少なくありません。

本当に時間が無い人なのかもしれませんし、様々な理由があって本音では見直す気がない人ものかもしれません。でも、「実行すればいいのはわかっているけど、なんとなく気が向かない」というケースは意外と多いように感じます。これはひと言でいうと「今の環境を変えるの嫌!」ということで、これこそが「変化を避けたい心理上の問題」なのでしょう。

先日、成年後見制度に関するアンケートでも、「認知症の家族の金銭管理を手伝った人のうち、判断能力が不十分な人のために後見人が財産管理などに当たる成年後見制度のことを知っているが、利用するつもりがない」という人が全体の55.4%に上るというもの。
手続きが複雑なことや、正確な内容が周知されていないことなどが背景にあるとの分析でしたが、「わかっちゃいるけど踏み切れない」という、変化を拒む心理も少なからずあるんだろうなって思うわけです。

安心と不安の選択

変化しない環境は、今のままの環境ですから、それが良いものであれ悪いものであれ、想像できる安心感があります。
変化する環境は、見たことのない世界ですから、それが良いものか悪いものか想像できないことで、不安が募ります。

つまり「変化しない=安心」、「変化する=不安」という公式が、無意識のうちに心の中にあるのかもしれないですね。
「確実な未来」なんていうものを約束できる人は世の中にいないので、やはり不安よりも安心を選ぶのでしょう。

「変わりゆく環境に最も適応できる種が生き残るのである」といったのはダーウィンですが、知らず知らずのうちに世の中の環境がどんどん変化している現代こそ、この言葉の意味を真剣に考えなければいけないのかもしれません。

みなさま、素敵な週末をお過ごしください。

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